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- 2026.05.04 [Mon]
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川江美奈子 Original New Album Cherish 発売決定

とるに足らない日々の、愛おしさを___
デビューアルバム『時の自画像』から約20年を経て、川江美奈子がふたたび“時”と対峙した待望の新作『Cherish』が完成した。これまでの配信リリースに未発表2曲が加わったオリジナルアルバム。 家族や友人、愛した人たちとの何気ない日常のひとこま、移ろいゆくすべてを繊細な言葉と旋律ですくいあげる。それは過ぎ去った時へのアンサーであり、いまを生きる私たちへの温かなまなざしでもある。 Cherish=愛おしむ、のタイトル通り、永遠はないと知ってもなお、もういちど永遠を抱きしめたくなる珠玉の一枚。シンガーソングライター川江美奈子のさらなる音楽の旅がここに始まる。
デビューアルバム『時の自画像』から約20年を経て、川江美奈子がふたたび“時”と対峙した待望の新作『Cherish』が完成した。これまでの配信リリースに未発表2曲が加わったオリジナルアルバム。 家族や友人、愛した人たちとの何気ない日常のひとこま、移ろいゆくすべてを繊細な言葉と旋律ですくいあげる。それは過ぎ去った時へのアンサーであり、いまを生きる私たちへの温かなまなざしでもある。 Cherish=愛おしむ、のタイトル通り、永遠はないと知ってもなお、もういちど永遠を抱きしめたくなる珠玉の一枚。シンガーソングライター川江美奈子のさらなる音楽の旅がここに始まる。
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Liner Notes
愛がおぼえてる
“It’s hard to let go, isn’t it?”
もう会えない家族や大切な人、戻れない場所。生きているとふえていきます。自分の記憶だけが頼りの過去をさまよったり、目の前の現実に息苦しさをおぼえたり。声には出さないけれど、そんなふうにさびしさを秘めている大人は私だけではないと思っています。いつかは誰もがここを去るということ。だから心配しなくていいんだよ。目をさましている時間に、いっぱい喧嘩して、いっぱい愛しあおう。別れを経験してきた大人の皆さんや、これからたくさん心を動かしていく若い皆さんや、大切なものをなくしちゃったらどうしようってちょっと心細くなってる子供たちに、なんだかわからないけれど大丈夫なんだ、って思ってほしくて。私自身の大切な記憶と、愛する家族への思いを込めて、この曲を書きました。
もう会えない家族や大切な人、戻れない場所。生きているとふえていきます。自分の記憶だけが頼りの過去をさまよったり、目の前の現実に息苦しさをおぼえたり。声には出さないけれど、そんなふうにさびしさを秘めている大人は私だけではないと思っています。いつかは誰もがここを去るということ。だから心配しなくていいんだよ。目をさましている時間に、いっぱい喧嘩して、いっぱい愛しあおう。別れを経験してきた大人の皆さんや、これからたくさん心を動かしていく若い皆さんや、大切なものをなくしちゃったらどうしようってちょっと心細くなってる子供たちに、なんだかわからないけれど大丈夫なんだ、って思ってほしくて。私自身の大切な記憶と、愛する家族への思いを込めて、この曲を書きました。
めくるめく
「それ」はふとした何気ない時にふわっとやって来る。ぎゅっとしたくなるような瞬間。ん?いま、幸せかも?通り過ぎたら忘れてしまうけど、きっといつか見る走馬灯には、そんななんでもない日々のことが映るのだろう。私が冬を好きなのは、「それ」を見つけやすいからかもしれません。マグカップの湯気の向こうに誰かが笑っていたり、白い息を重ねて並んで駅まで歩いたり。冬と人生と大好きな人たちに贈る愛の歌。
太陽と月
いいとこ、わるいとこ、色々受けついで生まれてきたのかもしれないけど、それでもわたしはわたし、ぼくはぼく。誰ともくらべないで。ときにはすっごくわがままに旅をして、みんなをあっと驚かせる姿に変わるかも!?ぜんぶひっくるめて、おおきく見守ってて。太陽とか月みたいに。そんな子供たちの叫びが聞こえるような気がしてこの歌を書きました。愛するひとに手を差し伸べることより、手を離すことのほうがほんとはずっとむずかしい。そっと照らしてもらえるって安心だよね。私も誰かの太陽と月になれるように、日々頑張っていこうと思います。
プレッツェル
20代後半、アメリカのボストンで学生として4年間ほど暮らしていました。初めての海外での生活に不安もあったはずなのに、思い出すのはすがすがしい空気ばかり。学校の課題やピアノの練習に明け暮れながらも、私は隙間さえあれば散歩、散歩、散歩と実によく街中を歩きまわっていました。お昼になればベーグル、マフィン、ドーナッツ、プレッツェル…そんな片手に持って食べられるものをかじりながら。あの日々を思うとき、そこへ私を引き戻してくれる魔法があるとしたら、音楽・風・味、この3つでしょう。言葉では言い表すことのできないかけがえのない日々。だからこそ自分の言葉で歌を書いて生きていくんだ、と決心させてくれた日々。なりふりかまわず学んで歩いて恋をしたあの頃の青春譚です。自分の胸の中だけにある、もどかしくも大切な空が、きっと誰にでもあるのだろうと思います。
君は知らない
わがままなもので、時にはしつこいくらいにこっちを見ていて欲しいし、時には恋愛など目に入らないくらい自分の道に邁進して欲しい. 恋心ってわがままですね。いや恋心だけじゃなく、もしかしたら親子の感情にも当てはまることかもしれない。見てて!ほっといて!の繰り返し. そんなわがままな相手にはどうしたら愛が伝わるんだろう。どう言ったって無駄だ…、と諦めがちの主人公に代わって、真夜中のラブレターを綴ってみました。ライヴでは何度か歌ってきたこの曲、今回やっと最高のミュージシャンの方々とのレコーディングが叶い、スタジオでは文字通り踊りながら歌いました。寝静まった夜にひと息つきながら誰かを思う. そんな時間に寄り添うことができたら嬉しいです。
水晶
その猫は18年間私の傍にいました。まっくろでカギしっぽで、よく前脚をまっすぐに伸ばした格好でじっと私を見ていました。恋に泣いた日も、新しい歌が完成した日も、友達が訪ねて来た日も。しょっちゅう独り言を呟いて一喜一憂している人間を、静かに観察しているかのようでした。愛猫との日々を描きたかったと言うよりも、もう少しインドアでプライベートでダークサイド寄りの、日常の空気感をそのまま閉じ込めたかったのです。家族とも友達とも恋人とも違う、言葉も飛び越えて繋がる存在と出会うことが、人生には時々あります。それは犬や猫だけじゃなくて映画とか景色とかかもしれない。なんの気取りもなくこちらの心に飛び込んでくるから、こちらも無防備に感情をさらけ出してしまう。スピリチュアルさえ飛び越えて、生きてるってこういうことだって思わせてくれるもの。誰にもきっとあるのでしょう。それは密室の愛にも似た、言葉以上の物語です。
ひぐらしのワルツ
子供の頃、家族で出かけると私は帰りの車で必ず眠ってしまい、目が覚めるといつも「ここはどこ?」となりました。昨日までの楽しい出来事、あれは全部夢だったの…?とじんわり涙が出たりして。旅する前から旅の終わりを憂いていた娘は、大人になっても先の人生を憂いがちだけど、始まっては終わるきらめきを集めて、いつしかすこし強くなりました。泣いてるあの子がめぐりめぐって笑えることを願って。
Answer me
小さい頃、ときどき私はねぼけて庭に飛び出して、裸足のまま月明かりの下でわあわあ泣いていたそうです。大人になって別れを目の前にした時、あ、これがあの涙の答え合わせかな、とハッとしたことがありました。心の中で誰かに問いかけたり、答えを探したり、きっとそれは最後まで続いていく. でも大丈夫って声が聞こえる気がする。初めて英語で歌詞を書きました。この気持ちは世界共通な気がしたから。多くの場所で、寂しさを感じている皆さんにこの歌が届いたら嬉しいです。 I ask someone in my mind, I search for answers, and I am sure it will go on until the end of my life. But I feel like I can hear someone's voice saying, "Don’t worry, everything will be fine".I wrote the lyrics in English for the first time. Because I thought that this feeling is common to everyone in the world. I would be happy if this song reaches everyone who feels lonely in different places.
聲
父が旅立ってすぐ、私はライヴを予定していました。生まれて数ヶ月の長女もいて、悲しみの中にもあたふたと動いていました。ある朝ベランダでいつものように洗濯物を干している時、ふっと腑抜けたような感じになって、気づいたらしばらくその場で空を見ていました. 身近な家族が空に居るなんて、なんだか違うよなぁーとあまのじゃくなことを思いながら。それでも見上げる場所が空しかないような時間でした。ぽっかりとしたその感覚を歌に書き留めておこうと思い、そのままピアノに向かって紡いだのがこの曲です。素直な感情表現ができなかった娘から父への、手紙のような歌。父に伝えたいこと、見せたいと思う景色は、父が去ったあとのほうがあふれてあふれて、人生は皮肉だなぁと思う反面、大人になれと背中を押されている気がしました。戸惑っても今日が続いていくことに感謝しなきゃなぁ. なんとかやっているよ、とみんな心の中の誰かに話しかけているのかもしれませんね。

